The BAMBOO BROOM DIARY entries from 2009.
January 2009
January 27, 2009
| January 27, 2009
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2009/1/27 : 更新さぼること火の如し。(きのこ)
まあ、別にノルマ制というワケでもない。
今月の「百舌谷さん逆上する」の美しさに王将のソース焼きそばを吹いたきのこです。
できればコミックスではなくアフターヌーン本誌で読んでくれ。そしてもんどりうってくれ。
あれは、もうどうしようもない(※いま考えられる上で最上の褒め言葉です)。
◆◆◆
明日28日、劇場版「空の境界」五巻が出るよ!
100分を越えるご馳走を堪能してほしい。
で。せっかくなので、一問一答で没にされたものを掲載。
■アルバはやっぱりいじられキャラなのですか?<たこ>
奈須:学院時代のとある話。お茶している橙子と荒耶のところにやってくるアルバ。
アルバ「ハハハハハ、見てくれ二人とも! 親戚筋から会社を買い取ってね! いい機会だから起業しようと思うんだ! どうかね! これからは君、魔術の特許だけでやっていける時代でもないからね!」
荒耶「……………………」(今日のカフェのグリーンティーは悪くないな、と思っている)
橙子「うふふ。そういうの、日本では下手の横好きっていうのよアルバ。でも応援するわ。だって貴方が一人で損をする分には私、これっぽっちも痛くないし」
アルバ「う、うん? そうか、何か冷たい視線を感じるがそれは結構! ……それで、モノは相談なのだがね諸君。手持ちの人形、何体くらい貸し出してくれないかね? 急な事でちょっと人手で足りなくてだね。明日までに工場を動かさないと不渡りを起こすのだよ!」
荒耶「…………事情が事情だ、仕方あるまい。それで、何体入り用だアルバ」
アルバ「んー、とりあえず百体もあれば十分? かな? まったく、労働階級どもは頭もキレも悪いのだな! 朝イチで募集したのになぜ一人も面接にこないのか。派遣村の人気が憎いな! 人の事情をもう少し読み取ってだね……」
橙子「どうふふふ。他人の労働力をアテにするなんてふざけた経営理念だけど、それもアルバらしいわね。トイチでいいなら用意できるけど……ところで、何の工場を開いたのかしら?」
アルバ「……いやあ、それがねぇ。恥ずかしながら、私も女性向けの仕事をしてみようと思ってだね。一つ、世界規模のチョコレーぶべら!?」
オチはない。
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February 2009
February 19, 2009
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2009/2/19 : 3月4日アルバム発売(きのこ)
聴き終わった後、眠るように目を閉じた。
胸にたまった淀みを解きほぐしていくような清涼さ、透明さ。
飾り気のない美しさ。
命の鼓動を思わせる原始の響き。
それは最小限の言葉と音楽で歌われた、七つめの天(そら)の歌。
ああ、今なら誰に恥じる事なく断言できる。
この曲こそ「空の境界」の幕に相応しいと。
―――はい。
そんなワケでKalafinaのお話でございます。
劇場版・空の境界は各章それぞれED歌があるわけですが、それを一枚にまとめ、かつ、それらと同数・同クオリティの新曲をぶちこんだKalafinaの初アルバム「Seventh Heaven」がもうすぐ出ますよー!
今回の日記でも恥ずかしげもなくポエムってますが、それぐらいいい出来なのです!
原作者特権でサンプルもらったんですが、新曲の全力っぷりと、「Seventh Heaven」のガチらっきょっぷりにもうどうしていいか分かんなくなってここに書き置きを残すしかない次第。ははは、苦しいです、評価してください。(デモンズネタですまん)
今まで「Kalafinaの新譜はまず劇場で味わってほしい」と言ってましたが、今回はもう開き直ってこのタイミングで聴いてほしい。
「Seventh Heaven」はそれぼとの名曲です。
「Kalafina」が、梶浦由記が、空の境界に向けた最後にして最高の「恋の歌」。
七章付き合ってきてくれた方には、それが痛いほど伝わるはずなので。
……で。そんな名盤に、ちょっとだけ参加させていただきました。
サンプルもらってから勢いにまかせて書きつづったコラムですが、不思議なもので書いている時の自分はあの頃の気持ちに戻っていた気がします。
■■■
ところで、ふとゲームラックを見たらクソゲー七英雄のう一人が棚に鎮座していた件について。
少なくてホッとするべきなのか、一人でもいる事に反省するべきなのか……
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March 2009
March 30. 2009
| March 30. 2009
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2009/3/30 : 朧……村正……(きのこ)
◆◆◆
澄みきった冬の晴天。
教室の喧噪も遠く、屋上からの風景はどこまでも広く穏やかで、垣間見える街の温かみに、つい頬がほころんでしまう。
主人公と少女(ヒロイン)の、二人だけの休み時間。
秘密を共有するようなくすぐったい空気に、凝り固まった仮面少女(ヒロイン)の心は解かされていく。
二人はごく当たり前な、それでいてかけがえのない会話を交わす。
将来のこと。学校のこと。
好きな食べ物、部活の悩み、最近のお気に入り。
互いに気を少しずつ許しながら、友人から恋人への距離を測ろうとする心地いい時間の中、
「あ、そうだ」
本当に自然な流れで、何の疑問もなく橘さんは切り出した
「―――ところで、絢辻さんは勝負パンツって持ってるの?」
◆◆◆
“おまえのようなHENTAIを待っていた―――”
なんて、殺し屋一の最終決戦が目蓋にうかぶギャルゲーってなんなんでしょうね。
全国のギャルゲー愛好家の皆さん、ごきげんよう。
紳士として爽やかな朝を迎えていますか?
先輩、クラスメイト、後輩、分け隔てなくスキンシップ(※誤用であるコトはきちんと本編で語られている)を重ねていますか?
高校生にもなって柵にはまった幼なじみに野良犬のフリとかしちゃってバックアタックしちゃってますか?
そんな、今もっとも「Fallout 3」の世界にたたき落としてみたい主人公No・1の座に君臨する橘さん(※橘さんというのが主人公のデフォ名)が縦横無尽に活躍する学園恋愛シュミレーター、「アマガミ」の世界へようこそ!
ほんとは全キャラ楽しんでからつらつら所感を述べたかったのですが、だめだ、無理!
今作はとんでもないボリュームにつき、まだ先輩、仮面、七咲しか楽しんでおりません。
引き続き、ふかふか、ライオン丸、大本命(梨穂子)とのバーチャルライフに突入したいと思います。
「アマガミ」は言うまでもなく『快適な学園恋愛ゲーム』を突き詰めてきたシリーズの最新作なワケですが、今回はよくここまで……!と素直に嬉しくなる仕上がりです。
会話からランダム性を廃止し、システムを把握すればスムーズに進めていけるようにしたのはイージーにしたのではなく、時代に合わせてノンストレスな方向に進化したのだと思います。
反面、画面作り、演出自体はオーソドックスですが、立ち絵の表情、目パチ、口パクに関しては現状、最高峰の一つかと。
(サクラ大戦のリップシンクもこだわりだったけど)
ホント、ものすごく気を遣っている。“キャラクターを魅力的に見せる”こだわりは恐ろしいほどです。前作「キミキス」でも一瞬だけ見せる表情の妖しさ、可愛さに気を遣っていたスタッフですが、今回はさらに磨きがかかっています。
キャラデザ、立ち絵の可愛さはもう当たり前として、細かい演出―――最小限の動きにこめられた最大限の手間も「アマガミ」の魅力の一つ。紙芝居紙芝居と言われてきたけど、その紙芝居だってここまでくればもはや立派な芸なのです!
ああ、あと橘さんの人間力もネ!
このゲームは橘さんの蛮勇にツッコミながらプレイするとより美味しくいただけます。
」
ところで、本作はさりげなく八十年代のお話っぽいですね。
実は携帯電話がなかったり、お宝本などという死語(これ自体が死語ですが)のとびかう、たいへん牧歌的な、まだサブカルが市民権を得ていなければ、ドSドMなどという属性付けもなかった時代。
言うなれば「キミキス/ゼロ」。
……そして、こんな素朴な時代にあれだけの紳士力を放つ主人公がどれほどの魔人であるかを考えるとちょっと怖い。当時、あれだけ「ちょっとおかしくね?」と言われていた光一君(キミキスの主人公)ですが、あれはあれで立派に育った方なのです!
……良かった、変態の血は薄れていったんだね……
とまあ、そんな小難しいコトは置いておいて、あのパッケージにちょっとでもトキメいたのなら迷わずプレイすると吉。
我々は幸福である。
たった六千円で、一時の理想郷が手に入るのだから……まあ、今回は色々ねじまがった理想郷ですがね!
そんなワケで、以下は十二時間分の感想の垂れ流し。プレイした十人中、九人が同じツッコミをしたコト請け合いです!
◆
・先輩が可愛すぎてお腹いっぱいに。ごめんなさい、伊藤静さんの演技力の幅を見誤っておりました……
でもあのヒロイン(先輩)、基本おバカだよね!
・主人公はそれを上回る変態だがな。
・梨穂子はかわいいなあ!
・どんな経緯かはネタバレなので語れないが、あるヒロインは本当に子犬にされてしまう。しかも戻れる保証なし。どう見てもホラーなのに笑顔で受け入れるバカップル。
・そして、前足逆立ちではしゃぎながら走っていく犬(ヒロイン)の後ろにいた主人公。
「待てよ、これってまる見えじゃないか!」
(数秒ほどウエイトした後)
「……何を言っているんだ僕は」
ほんとに何を言ってるんだおまえは。
・仮面(絢辻)が破面した時の目つきは、あきらかに傭兵経験ありの目。きっと二、三人殺している。
・ていうか、内面を知った後だと通常の顔がいかにドS的なものか理解できますよね。高山さんは最高の仕事をしたよ!
・仮面委員長とのスキ&ナカヨシルートでの扱い……ふふふ……心が折れそうです(デモンズソウル的な意味で)
・梨穂子はかわいいなあ!!
・ちょっ、あの変身イベントって仮面にもある……まさか、全キャラ分あるのかコレ!?
・仮面のナカヨシED直前の、あるイベントについて一言。
子供達におかしを配るヒロイン。状況だけみれば世界名作劇場なのだが。
ヒロイン「あたし、サンタクロースになれてるかな……?」(涙ぐみながら)
ははは、おまえのようなエロいサンタ(服)がいるか(ケンロシウ談)
・プレイ前のある会話。
武内「七咲こそ至高」
奈須「はあ? 先輩こそ究極だろうが」
プレイ後。
奈須「すみません、七咲さんのポテンシャルをみくびっておりました……」
・(遊園地の背景BG、初見時)
いや、この遊園地はおかしい。
・(小学校の滑り台、初見時)
いや、その滑り台はおかしい。
・というか、ヒロインみんな空気読んでスルーしてるけど、この主人公はおかしい。
・アナカリス→王家の呪い→ファラオ→ラーメン。
よし、だいたいあってる。
・廊下にて。指先が寒くなってきた、という理由で下級生のスカートのポケットに手を入れる先輩ってどういう精神構造? 神なの? 死ぬの?
・温泉にて。このゲーム十五禁でいいのか真剣に悩んだが、なに、死ななきゃ安い。見せなければどうというコトはない。
・梨穂子はかわいいなあ!!!
・犬(わん)ライフ、犬(わん)デス。
・「やることがないな……。よし、暇つぶしに水泳部でも覗きにいくか」
信じてもらえないとは思いますが、ゲーム上では「仕方ない、本屋によって参考書でも買って帰るか」ぐらいのニュアンスで使われてます。
・橘さんがその本性を明らかにするのは後半から。仮面優等生と橘さんはほんとベストカップルですね! キビトに舞い降りた黄金律や!(ドSとドM)
・……と思ったら、主人公はどっちもいけるクチだった……まさか……「そのヒロインが理想とする男性像」に変化する能力者、だと……!?
以上。プレイ済みの方には言うまでもないでしょうが、こんな感想は氷山の一角にすぎません。
あんなヒロインを堂々とパッケージにそえ、なに食わぬ顔で普通のギャルゲーを装った「アマガミ」は間違いなくダメな僕ら向けのゲームです。
おそらくは無自覚なままコンシューマーの限界に挑戦したであろうスタッフの狂気を、君よ知れ。
◆
そんな私ですが、デモンズソウルでただいま三人目のキャラでございます……。
モンスターハンターにはまっていった友人たちの気持ちが、ちょっとだけ分かっちまった……
頭にイカ兜、それ以外ブラックレザーで探すものの大剣二刀流のキャラがいたら容赦なく切り捨ててください。でも吸魂は勘弁な!
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April 2009
April 25, 2009
| April 25, 2009
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2009/4/25 : 限界はない。(きのこ)
最高の、120分だった。
いや、正確には、最高に眩しいラスト40分だった。
『天元突破グレンラガン・羅厳編』
テレビシリーズから失ったものは戻らない。
あの二十六話分の厚みを再現するにはいたらない。
だが、その欠損を補って余りあるものがある。
“もう、あのテーマ、あの舞台装置では本編以上の突き抜け方はできないだろう”
などとクールぶっていた頭をすっ飛ばすほどの映像の力、情熱の強さ。
これはテレビ版グレンラガンの焼き直しなんてぬるいものではなく、
天元突破グレンラガンを完全に焼き尽くした最終版だ。
そう。そのカタチはテレビシリーズとは別のものになっても、
彼らの根底にあるものは何一つ変わっていない。
作中の主人公たちも、携わったスタッフたちもみな同じ気持ちだったのだろう。
「限界を超える」
一年ぶりに思い知らされた。
それこそが、グレンラガンの魂なのだと。
◆◆◆
はい、そんな訳で劇場版グレン公開初日だオルァー!
グレン好きは問答無用で観に行くべし。
テレビ版が好きすぎて「紅蓮編」の評価をだせなかったこの自分が、
“ゴタクはいい、いいから観に行けコンチクショー!”
と知り合いの背中をけっ飛ばすぐらいの勢いです。
今でも完璧だと思っている25話、26話をよくもあそこまで―――
あ、いや、はじめは目が点になりました(笑)が、五分もしたら“ああもう、こうなったらトコトンやればいい!”とニヤニヤしちまうこと請け合いです。
◇◆◇
ここから雑談。最新のSF概念を気合というデコレーションで隠しているのがグレンですが、今回、分かりやすい言い回しがでてきたのもちょっと嬉しい。
本編中でサラッと
「(おまえは)それほど強大なエネルギーを支配するというのか」
といった台詞がでてくるのですが、
「エネルギーを持つ(もしくは放つ)というのか」
ではないのがミソ。螺旋力ってのは気合でエネルギー出してんじゃなくて、生命熱量的な認識力とか証明で、宇宙にある熱を制御しているだけなんよー、みたいな。(山本弘さんとかならならもっとうまい言い回しができると思うのだが……無念)
また、地味にグッときたのはエンドロールのラストカット。
エンドロールが各編のバックボーン(現在進行しているテーマの提示)になっていたのもグレンの特徴ですが、最後の最後、羅厳編のエンドロールだけは「彼のその後」あるいは、「この人物とは何か、証明せよ」といった質問の答えになっている。
あんなのをさりげなく見せられたら、
“ああ、彼のグレンはこれで終わりなんだな”と胸が熱くならない筈がない。
無論、悲しさではなく眩しさから。その道程に、惜しみない喝采を。
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May 2009
May 23, 2009
| May 23, 2009
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2009/5/23 : MBAA(きのこ)
「この娘たちはなんで飛んでいるんだ? そしてこの圧倒的な火力は一体……」
「あー、この娘たちは神隠しにあって魔法世界ジルバラードに迷いこんだ犠牲者なんですが、そういう人間には強大な魔力が宿るらしいのです。チート魔女ですね。で、何の因果がこうして魔女っ娘型決戦兵器としてむらがる魔物たちを皆殺しにしているワケです。ヒャッハー、ゴブリン一個中隊なんざ杖の一振りで全滅だぜ! そんなはた迷惑なゴスロリたちを迫害から守り、養っているのがこのディオール伯爵というヒゲ親父」
深夜のファミレスに仕事しにいこうぜ(※訳、だべりにいこうぜ)と誘いに来たゲン・ウロブチに、取り扱い説明書にあるディオール伯爵自画像を見せるきのこ。そこにはまことにうさんくさい英国紳士のカットが一つ。
さらに説明書には、
『伯爵は彼女たちをエンジェルと呼び、さらにキャスパー、フォレット、ウィンディアとジルバラードに迷いこんだロストチルドレンたちを養女にしていく。
ディオールはエンジェルたちに囲まれ、幸せに暮らしていた。』
などという、ナチュラルに狂った一文が。
「病んでますね」
「勝ち組ですよね。つーかエンジェルつぇー。見てくれこの火力! 百万の悪魔軍勢が一山いくらの得点アイテムのようだ! うおー、なのはさんが加わっても違和感ねー」
「ふーん。要するにディオール伯爵ってリュウソーゲンみたいなもんか」
DEATHSMILESプレイ中にそんなコトを言われ、思わず巨大牛メリーの猛攻に敗れ去った午前二時。
ゲーマー界広しと言え、ディオール伯爵とリュウソーゲンを結びつけるのはこの男だけだと思います。
(リュウソーゲンってなーに? という人も多いとは思いますが、世の中、知らない方がいいコトもあるのであえてスルー)
◆
すみません、前置きが長くなりました。
PS2版メルティブラッド・アクトレスアゲインの作業もほぼ終了でございます。
あとはエコールさんによる移植作業の終わりを待つだけとなりました。
TYPE-MOONとしての仕事は三月に、フランスパンさんの制作は四月あたりでほぼ終わっていたので、エコールさんによる移植作業もそろそろ佳境ではないでしょうか。コンシューマのマスターアップは二ヶ月~三ヶ月前がデフォなので、PCゲームより仕事の終わりは早いのです。
さて、気になるゲーム本編の出来ですが、
格闘ゲーム部分はフランスパンさんが面白くしてくれるので無問題。「一人でやっても面白いゲームにしてくれぃ」という具体性のない要望にも応えてくれました。
一方、我々TYPE-MOONの役割は世界観・テキストの作成です。
アクション部分を生かせるよう、また、生粋の月姫ユーザーに楽んでもらえるよう、時間と予算の許すかぎりサービスを詰め込みました。最後の最後、ギリギリで滑り込ませた隠し要素にニンマリしちゃってください。
そしてPS2版最大の追加要素、式。
本日公式サイトでムービーがアップされましたので、そちらで動いている式を確認できます。
メルブラの式は格闘ゲームという事もあり、格好いい系に寄っています。でもたまにヘンなコト口走る。ドラマCDネタとかライトユーザー置いてけぼりなのは自分でもどうかと思った。
その他、ここでは言えないまさかのモードも実装し、メルブラの締めくくりを飾るに相応しい内容になったような、今更だけどやりすぎちまったような。でもそれがメルブラなのかもしれません。シリアスなところは思いっきりシリアスに、おバカなところはとことんおバカに遊んでいます。
発売はまだ先ですが、 それなりに楽しみにしていただければと。
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June 2009
June 27, 2009
| June 27, 2009
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2009/6/27 : 一言だけ。(きのこ)
色々たてこんでいるのに、吐き出しておかないと死にそうなので一言だけ。
エヴァ破が凄すぎて生きているのが辛い。
ありがとう、ありがとう。
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July 2009
July 18, 2009
| July 18, 2009
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2009/7/18 : ガガガ(きのこ)
はい。
恥とか外聞とかおまえはまた節操なく感動して……という周囲の嘆息もとりあえず置いておいて、ちょいと布教活動をば。
今月のガガガ文庫の「ケモノガリ」。
読んでくれ。いや、ほんとに読んでくれ。好きな人にはもうたまんねーぐらい面白かったから……!
東出裕一郎のいいところと困ったちゃんなところが炸裂した痛快青春エンタでございます。
んー、それだけだとなんだか分からないだろうから、
東出裕一郎に馴染みの浅いTYPE-MOONユーザー用にウソ説明(セールス)すると、
『さあ、今日も素敵なハンティングのはじまりだ! オレたちゃ汲めども尽きぬ金と権力と特権意識にひたりきったド外道クラブ・ヤマイヌの会員さ! 今回のショーはいつにも増してエキサイティング。日本の高校生たちを拉致しての凄惨なショーにご満悦。突然の地獄に泣きわめく弱者どもをいたぶるのは最高に気持ちがいいぜ! ねぇパパ、僕ったら今日はどれだけの成績(スコア)をだせるかな? 三人くらいヘッドショットしたいよね、てへへ! なんて、素敵なジョンブルたちの笑いが青空の下こだまする。
―――だが彼らは知らなかった。拉致された高校生の中に、ちょっとした弾みで記憶を失い、自分のことをフツーの高校生と思いこんでいた七夜志貴(笑)がまじっていた事を―――!』
(※あえて自作品の登場人物の名前をだしたのは、うちのユーザーにはこれ以上分かりやすい単語がないためです。ご了承ください)
ほーら、貴方は段々読みたくなーる……スティーブン・キング分とB級映画分と中二病分がとりたくなーる……
◆
と、あらすじだけ読むと陰鬱な気持ちになる「ケモノガリ」ですが、まさか、このジャンルで泣かされるとは思ってもみなかった。
涙ってのは悲劇のただ中にいる何者かへの同情ではなく、
悲劇を打破する為に奮い立つ(厳かな)決別に流すもんだよな……
東出氏にはこんど鹿の肉をおごろう、うん。え、塩がほしい?もちろんやんねーよ!
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July 28, 2009
| July 28, 2009
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2009/7/28 : M12(きのこ)
劇場版・空の境界 第六章、発売でございます。
七章に向けての予習とか、
制服姿の式の鑑賞とかよくてよの人の鑑賞とか、
名門女学院にバーチャル留学するイメトレ用とか、
もうぶっちゃけ鮮花のカカト落としをコマ送りするためとか、
それぞれの思いで手にとってやってくださいませ。
そして、今回も限定版に付いてくるサントラがたまらん出来です。
M12。
M12を良質なヘッドホンでボリュームあげて聴いてほしい。
毎章、戦闘曲はその章のEDにあわせてアレンジされているんですが、まさかfairttaleとメインテーマの組み合わせが、ここまで破壊力のあるものになろうとは……梶浦由記、恐るべし。こんな曲流されたら、そりゃあ妖精も乱舞するし妹もゴッドフィンガーぐらい撃ちますよ。
◆
などと、またも私事で申し訳ない。
TYPE-MOON関連のニュースは八月二十一日発売のTYPE-MOONエースにこれでもかと言っているはずなので、そちらもよろしくお願いします。
◆
ところでアニメ「鉄腕バーディーDECOED:02」がすげえツボだったんだけど、少数派なのか……?
アニメ版のヴァイオリンの解釈とか、ナタルとの距離感とかメチャクチャ上手いと思うんだけど、ダメなのか……。
バーディーにとっては間違いなく幸福なんだけど、周りから見るとあまりにも哀れな幼少時代。
あの悲惨さは行間でしか語られていないけど、アレを目の当たりにしてきたら、そりゃあ“もう見ていられない”と思うほど愛しく思うだろうよ……。01のシャマランといいナタルといい、DECOEDのオリジナルキャラはみんないい味だしています。
なんとかブルーレイBOXにして、あのスタッフのまま三期やってくれんものか……地味目なワイヤーナイフ使いであるヘイさんもブルーレイになるんだし、待っていればあるいは……!
あ、でも有田しおん関連は忘れていいと思います。
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August 2008
August 7, 2008
| August 7, 2008
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2009/8/7 : ついに明日(きのこ)
劇場版空の境界、第七章 公開です。
まだ僕も見ていませんが、現状分かるものでいうといつも以上に背景美術がかっています。
パッと見実写にしか見えないぐらい描き込まれると、背景オンチの自分ですら息を飲むというか……「暗い近代都市」をテーマにした背景美術で、アレを上回るのはちょっとないんじゃないかっていうぐらい。すげえ。
なにはともあれ、明日が楽しみです。
また大雨にならなければいいな!
◆
そしてMBAA。ファミ通にレビューのってるんで、「え、発売って来週だっけ!?」と驚きましたが、今週は合併号なんですな。MBAAは8/20日発売でございます。
そんなファミ通のクロスレビューですが、メルブラに関しては妥当だと思います。
あれだけ気合い入ってるブレイブルーがプラチナとれないんだから、メルブラはこんなもんです。
あそこの評価基準は「純粋に2009年のゲームとして」の評価なので、月姫ユーザーはあれに各+1点つければちょうどいい案配だと思います。
あ、気になるロード時間等は「遅い」と文句を言われていない点で安心してください。遅かったら当然のように指摘されてるだろうし。
また、モードが少ないというレビュアーさんはモードが10以上ないとダメという信念持ちだと思われる。まさか隠しモードだしてないとか、そんなコトはあるまいよ。
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August 20, 2008
| August 20, 2008
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2009/8/20 : AAちょっといい話(きのこ)
色々と多忙につき、今回は一言コメント形式で。
・気が付けばもう夏も終わりですね……つーか部屋にこもってばっかりだったんで、そもそも夏なんて始まってもいなかったぜ。
・らっきょ。三回目でようやくフラットに観られた。七章はいろんな意味でオーバースペックすぎ。
・画面まわりはもちろんとして、梶浦さんの音楽も美しすぎた。一緒に観ていた先輩に「今まで意識してこなかったけど、梶浦由記のクオリティにようやく画面の美しさが追いついたのかもですね」と言われて納得。
・もう語るべきことはパンフで全て語っているけど、改めて、らっきょを作り上げてくれた全てのスタッフさんに、おつかれさまでした。
・トライマイスタと魔王の最終巻を買って、しんみりとする。好きなものほど早く終わっていくものですね。
・ここからメルブラ。
今日発売。よろしくお願いします。式カッコ可愛いよ式。
・隠しモードは隠しキャラを全部出すだけでオープンしますぜ。最短で5~7キャラもクリアすればOK。ええ、前回の地獄のサバイバルレースについてはフランスパンさんに反省していただきましたとも。
・アーキタイプ。戦うだけでいいなら、アーケードモードのEDにて、「彼女」と対峙するヒロインでボスラッシュに挑めばコンティニューしても最後に出現するよ。
・さらにお助け処置として、格闘苦手な人でも使用キャラ化できる方法がありまする。いずれどこかで公表されるだろうから、それまで我慢するとよし。つーかあんなのパンピーには倒せねーよ!
・ネコアルクの別シナリオ。テーマは「劇場版」。……タイプムーンで一番はじめにパンフを作ったのはあのネコですから……
・リーズバイフェのフルシナリオの見かたは説明書に書いてあるよ。
・式、とある技で相手をKOするとおかしなコトを口走る。対応技は二つあり。勘のいい人なら見た瞬間に分かるかもだ。
・難易度最高のボスラッシュはマゾゲー。余談ですが、最終調整前、一人目のワラキアが七人目のあの人より強かった。低空ダッシュ中段から体力五割とかホント勘弁してください。
・でも自分訓練されたマゾゲーマーなんで、全キャラボス用に調整されたCPUモードとかほしくなった。……まあ、鬼のように強い相手と戦いたかったらゲーセンいけばいいんですが。
・限定版についてくるサントラの出来がいい。メインテーマやEDも秀逸。来兎さんマジ月姫をフォローしてくれてる。ラブ。あいかわらず白レンステージのBGMが好きすぎて困る……
・そして制服秋葉のカラーバリエーション自重。
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September 2009
September 30, 2009
| September 30, 2009
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2009/9/30 : EX:(きのこ)
◇
「RPGというジャンルで、Fateを破壊させてください」
男は静かに告げて、青一色に染められた企画書を提出した。
◇
詳しくは今週木曜発売のファミ通を参照のこと。
タイコロ以降、多くのFate企画を蹴ってきた自分ですら「その発想はなかった」と唸らされた怪物です。
しばらくは「ふーん」と生温かい目で見守ってやってください。
しかして刮目して見よ。
この世界で誰よりも“もうFateから解放してくれ”と時々思ってしまう菌糸類が、気が付けばノリノリで設定厨に戻っていたほどの破壊と創造を。
さあ―――
Fateの皮を被った、まったく新しい、おぞましい何かを見せてやる。
■■■
ここからいつものチラシの裏。
「DARKER THAN BLACK -黒の契約者」のブルーレイBOXがでーまーしーたーよー!
見ていなかった人はこの機会に是非見てほしい。
当時、自分も「丁寧に作られた伝奇アクション」としてなんとなく見てましたが、MI9の面子が出てきたあたりでこれは大人による、大人のための能力者ものだ、と確信した名作です。
分かりやすい派手さを徹底的に廃した、しかしコミック的なエンターテイメント。
二十代後半にさしかかったオタクにはたまらん。
伝奇ヒーローものではなく、伝奇諜報ドラマとして見るとしっくりくるよ。
(例えば仮面ライダークウガ。あちらはヒーローものでありながら警察内の活躍を真摯に描くことで“異物と社会”を共存させていましたが、こちらも同じ丁寧さを感じるます)
「能力者もの」はもう一家に一台、どこにでもある基本的な設定になっていますが、ダーカーはそのあたりも魅力的に料理しています。
はじめは「ふーん」と流す程度ですが、少しずつ能力の成り立ちを証すことで「なるほど」と腑に落ちる。
(クラスマックス手前の「流星雨」というタイトルを見たときにぞわっと震えがきた。あの世界のルールを知っていると、もうタイトルの時点でホロリと……)
作画、背景美術、脚本、すべてのクオリティも最後まで恐ろしく高く、むしろはじめからブルーレイで出せと……と言いたくもあるのですが、あの頃はまだブルーレイは普及してなかったから……仕方……ないのだ……
そうだ、逆に考えよう。
やっと美しい画面でヘイさんの鍋さばきが見られるのだと……
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October 2009
October 12, 2009
| October 12, 2009
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2009/10/12 : あかーい(きのこ)
眉山に行きたかったナ……
その寂しさを紛らわす為、仕事前の軽い運動としてババネッタ体験版(XBOX360)を立ち上げ……
立ち上げ……
あれ? リング が 真っ赤に 光ってる よ……?
さすがアメ車ハード。
壊れるコトなんて当たり前、ハードなんてしょせん消耗品だぜヒャッハー!
ちなみに修理はこれで二度目です。
さ、仕事に戻りますか。
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December 2009
December 4, 2009
| December 4, 2009
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2009/12/4 : ちゃんと雌ってつけなさいよ!(みつば)
「みつどもえ」がアニメ化決定とかこれ夢ですか現実ですかうわアニプレですかもうどうなってんだよあの会社!?
アニメ化速報をきいて、ここまで大きな期待と不安を抱いたのかつてないかもだ。
2009年の抱負→「みつどもえ」と「ちろちゃん」がアニメ化するまで死なない。
だったので、あと一つ叶ったら逆に死ぬと思います。ファイナルデッドコースター理論で。
それはともかくとして、11月のゲームライフは過去例を見ないほどの充実ぶりでした。
ベヨネッタが面白すぎた。
装甲悪鬼村正が素晴らしすぎた。
ラ・ピュセルのプリエは太ましすぎた。
あとは―――年末のライトニングさんまで、きっちり仕事を終わらせないとネ……
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December 9, 2009
| December 9, 2009
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2009/12/9 : 第七章(きのこ)
先日は僕のみつば愛が叶ったのか、雌豚さんが日記を書いてくれた模様です。
みつどもえは二巻からが本番なので、興味ある人は二巻までは読んでみてほしい。
それはともかく、ついに12月9日になりました。
劇場版「空の境界」第七章・殺人考察(後) 発売です。
スタッフの皆さん、劇場に何度も足を運んでくれたファンの皆さん、ありがとうございました。
色々なところで統括をしているので語る言葉は残っていないのですが、感謝の意だけはこうして残させてください。
それでは。
本格的に寒くなってきましたが、お体にお気を付けて。
少し気は早いですが、よいお年を。
有明行く人は風邪引かないよう気をつけてな!
蛇足.
初回特典のサントラの出来は今まで以上に入神の域だと思いマス。
ベヨネッタサントラと七章サントラしか作業中BGMにしてないよオレ。
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